くらし情報『劇団EXILE、9人全員の集大成! 舞台『勇者のために鐘は鳴る』公開ゲネプロをレポート!』

劇団EXILE、9人全員の集大成! 舞台『勇者のために鐘は鳴る』公開ゲネプロをレポート!

ゲームの世界とゲームをしている実際の人間たちのキャラクターや関係が描きこまれた脚本は緻密で、観る者を瞬時にバーチャルな世界に誘うセットも豪華。最大の見どころは2次元のようなスタイルを誇り、舞台映えするメンバーたちが身体を張ってミッションをクリアしていく場面だ。SWAYのラップを含む歌や踊りの他にも殺陣などのアクションシーンはもちろん、腹筋をしたり、フライングをこの場面で使うのか!という嬉しい驚きに満ちた演出が次々に登場する。

とりわけ、ここまで振りきれた芝居を見せてくれることに思わず感謝したくなるほどの怪演を見せるのは、青柳翔だ。会見でも語っていたようにツノが目を引くビジュアルはカリスマ性あふれる魔王なのだが、マントをバーンッと脱ぐと印象は一転。ピタピタと肌にフィットしたピンクのタンクトップにホットパンツで、ダンサー(ただし人形)4人を引き連れて見事な歌声を聞かせる。映画『jam』の横山田ヒロシの伝説を塗り変えるような場面の連続に、劇団EXILEの不動のセンターともいうべき青柳の突き抜けた役者魂が感じられる。

この公演が“LDH PERFECT YEAR2020”の一環として行われることに触れた秋山いわく、「僕らがプレイしているゲームは、PERFECT YEARのSeason1で掲げたテーマと同じ“IGNITION”という設定。

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