くらし情報『市川團十郎・ぼたん・新之助「伝承への道」懇親会レポート』

2023年2月13日 07:00

市川團十郎・ぼたん・新之助「伝承への道」懇親会レポート

成田屋親子「伝承への道」記者懇親会より

團十郎、長男・新之助と長女・ぼたんの成長を称える

市川團十郎と長女・ぼたん、長男の新之助が2月10日(金)、東京、神奈川、大阪にて3月から4月にかけて行なう舞踊公演の成田屋親子「伝承への道」の記者懇親会に出席し、意気込みを語った。

次世代への伝統芸能の継承を目的に行なうこちらの公演。「子守」「鳶奴」「男伊達花廓(おとこだてはなのよしわら)」という「江戸時代に生きていた人々の情緒をご覧に入れようという趣向」(團十郎)の3演目に加えて、3人による座談会も行なわれる。

“伝承”に重きを置く一方で、團十郎は「今の時代の考え方を意識して構成していこうと思っている」とも。この言葉の真意について問われると「コロナ禍や時代の流れの中で、歌舞伎文化の存在意義をもう一度、確認しないといけない時代に突入していると思っています。その中で、松竹さんによる本興行ではできない試み、本興行でしかできない試み、自分たちでやるからできる試みがあると思う。あくまで古典をやりますが、それに対して、別の角度の見せ方を模索しないといけないのかなと思っています」と語る。


市川團十郎・ぼたん・新之助「伝承への道」懇親会レポート

市川團十郎白猿
「子守」にちなんで自身の子守りの思い出を尋ねられると「麗禾(=ぼたん)

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