くらし情報『明治・大正・昭和にかけて活躍したグラフィックデザインのパイオニア 杉浦非水の全貌に迫る『杉浦非水 時代をひらくデザイナー』展をレポート!』

2021年9月14日 18:00

明治・大正・昭和にかけて活躍したグラフィックデザインのパイオニア 杉浦非水の全貌に迫る『杉浦非水 時代をひらくデザイナー』展をレポート!

としての道を歩むことになる。

明治・大正・昭和にかけて活躍したグラフィックデザインのパイオニア 杉浦非水の全貌に迫る『杉浦非水 時代をひらくデザイナー』展をレポート!

展示風景より
明治・大正・昭和にかけて活躍したグラフィックデザインのパイオニア 杉浦非水の全貌に迫る『杉浦非水 時代をひらくデザイナー』展をレポート!

日本画を学んでいた頃の杉浦非水の作品
図案の世界に魅せられた非水は1908年より三越呉服店の嘱託となり、1934年に退職するまでの27年間、同店のポスターやPR誌の表紙などのデザインを担当する。また、同時に三越以外の企業デザイン、本の装丁や雑誌の表紙なども精力的に手がけていく。第2章「図案の開拓者」では明治後期から大正期にかけて手掛けた優美な仕事を振り返っている。若きころはアール・ヌーヴォーに魅了されていた非水であったが、当時勃興していたセセッション(ウイーン分離派)にも関心を示し、図案の要素として取り入れてもいた。

明治・大正・昭和にかけて活躍したグラフィックデザインのパイオニア 杉浦非水の全貌に迫る『杉浦非水 時代をひらくデザイナー』展をレポート!

杉浦非水が手掛けた本の装丁 1910年代
明治・大正・昭和にかけて活躍したグラフィックデザインのパイオニア 杉浦非水の全貌に迫る『杉浦非水 時代をひらくデザイナー』展をレポート!
三越呉服店のポスター1910年代
明治・大正・昭和にかけて活躍したグラフィックデザインのパイオニア 杉浦非水の全貌に迫る『杉浦非水 時代をひらくデザイナー』展をレポート!

非水が表紙を描いたみつこしタイムズ1900〜10年代
若き非水が出会い、そして魅了されたアール・ヌーヴォーは、日本美術の表現様式、とりわけ動植物の描写に強い影響を受けて生まれたものだ。日本画を学んでいた非水が強く心を揺さぶられたのも、自分の学んでいたものに通じるものを感じていたからかもしれない。

第3章「自然に学ぶ-写生と図案」は、非水の創作活動の根幹となっている写生と、そこから生まれたデザインに焦点を当てた章。

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