第37回東京国際映画祭、日本映画は3本がコンペ選出!ラインナップ発表会見で上映作品が明らかに
と意気込んだ。
大九明子
お笑いコンビ「ジャルジャル」福徳秀介の小説家デビュー作を映画化した『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』は、主演に萩原利久を迎え、河合優実がヒロインを演じる。「若い人たちの些細な思いをどんどん盛り込んで、すごくわがままに作らせてもらった」と語っていた。
吉田監督は、『紙の月』が第27回東京国際映画祭のコンペティション部門に出品され、観客賞と最優秀女優賞(宮沢りえ)を受賞しており、「当時は会場が六本木で、いい意味で浮ついた(笑)楽しかった思い出がある」。筒井康隆氏の小説を原作に、長塚京三が12年ぶりの映画主演を務める最新作『敵』は、全編モノクロで撮影されており、「主人公のストイックな生活を描くのに、抑制的なモノクロが合っていた。観る側の創造力を最大限に広げてくれ、思った以上に豊か」と新たな映像表現を振り返った。
吉田大八
そして、『雨の中の慾情』は漫画家・つげ義春の同名短編を独創性あふれるラブストーリーとして映画化。片山監督が、2人の男と1人の女の切なくも、激しい性愛と情愛を描き出す。ほぼ全編、台湾でのロケが敢行されており、「町の風景を楽しんでもらえれば」