くらし情報『COMPLEX、再び「日本一心」の旗を掲げた東京ドーム公演オフィシャルレポート』

COMPLEX、再び「日本一心」の旗を掲げた東京ドーム公演オフィシャルレポート

タイトなカッティングからストレンジなテイストのリフまで、布袋のギタープレイは変幻自在だ。吉川の歌声は困難な時代を生きるすべての人へのエールのようにも響いてきた。

最後の曲は「AFTER THE RAIN」。ここで歌われている<雨上がりの街>とは希望の象徴でもあるだろう。観客がスマホのライトを灯して揺らす光景は、まるで夜空にまたたく星の輝きのようだった。

アンコールも含めて、24曲、2時間半。会場内には濃密な一体感が漂っていた。「日本一心」を掲げた公演でもあり、“一体感”ではなく“一心感”と表現したくなった。
感情や意志までもがひとつになっていると感じたからだ。この東京ドーム公演では、吉川と布袋だけが“融合”したのではないだろう。ふたりとバンドとスタッフと観客の思いを結集する2日間になったのではないだろうか。

COMPLEX、再び「日本一心」の旗を掲げた東京ドーム公演オフィシャルレポート

Photo:横井明彦
2日目の終演後に吉川からこんな言葉もあった。「みなさんに賛同していただいたものは、適切に使っていただけるところをしっかり確かめて、我々が届けにまいりますので、安心してください。ちょっと時間はかかりますが、しっかりやります」。「日本一心」の旗のもとに集結した人々のエールの思いは、さまざまな形となって被災地に届くことになるだろう。

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