くらし情報『テリー・ライリーが京都・清水寺の舞台で演奏を奉納 満月の下、約50名の演奏家が奏でたミニマルミュージックの祝祭をレポート』

テリー・ライリーが京都・清水寺の舞台で演奏を奉納 満月の下、約50名の演奏家が奏でたミニマルミュージックの祝祭をレポート

この日この舞台で奉納される「In C」は、53の断片(figure)が反復する中、微細な変化をはらみながら展開していくミニマルミュージックの伝説的な逸曲だ。

1964年に誕生した「In C」が今年60周年を迎えたことから、「お誕生日を祝いたい」というテリー・ライリー本人の希望で、清水寺での祝祭が実現した。

テリー・ライリーが京都・清水寺の舞台で演奏を奉納 満月の下、約50名の演奏家が奏でたミニマルミュージックの祝祭をレポート

『In C-60th Birthday Full Moon Celebration at Kyoto Kiyomizu-dera Temple, July 21, 2024~「In C」誕生60年を祝う奉納演奏 ~』(Photo:三浦麻旅子)
◼︎「京都だから…」15年ぶりにテリー・ライリー本人による「In C」の演奏が実現

「In C」はこれまで長きに渡り、世界中でさまざまな音楽家たちによって何度も演奏されてきた。しかし、2009年に開催されたニューヨーク、カーネギーホールでの演奏を最後に、テリー・ライリー自身は「In C」を演奏することからリタイアしている。だが、「京都という街が纏うスピリチュアルな雰囲気は、『In C』という楽曲が狙う意図にも一致する」というテリー・ライリーの公式コメントの通り、今回だけは例外として、御歳89歳になるテリー・ライリー本人も約15年ぶりに演奏に参加する。

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