2022年2月21日 12:50
KREVA主催『908 FESTIVAL』オフィシャルレポ到着 ZORN、KICK THE CAN CREW、三浦大知らと共に完走
「sayonara sayonara」の湿り気を帯びた情緒深さや、 わちゃわちゃと相変わらず楽しそうな「地球ブルース〜337〜」、さらに「手を消毒して《握手交わす》!」の「マルシェ」と、ライブ定番曲の披露はもちろん嬉しいのだけれど、原曲のテイストを大切にしながら生演奏で再現してしまうKREBandの力量にも舌を巻く思いだ。
3人がステージに腰掛け、光と映像の幻想的な光景の中で披露される「ユートピア」の後、LITTLEはちょうどこの日、還暦を越えて勤め続けていたお母さんが長年の仕事納めを迎えたということで、ステージ上から「おつかれさまでした!!」と言葉を投げかける。オーディエンスは、温かな拍手を贈っていた。
一方、MCUはファミコン世代だけが爆笑するネタを飛ばしまくる。そして、先頃デジタルシングルとミュージックビデオが届けられたばかりの「Boots」については、そもそも「イツナロウバ」の冬版をイメージして生み出した楽曲であることを明かし、「まだ何も終わっちゃいないぜ」と「イツナロウバ」のフックを歌って「Boots」に繋ぐ。新曲なのに、グッと親密な距離感で伝うナンバーだ。キラキラとした曲調の中から、KTCCの進化し続ける表現力が伝わる。