刀剣に宿る付喪神が戦士の姿となった“刀剣男士”が活躍する育成シミュレーションゲーム『刀剣乱舞 ONLINE』を原案にした新作歌舞伎『刀剣乱舞 月刀剣縁桐(つきのつるぎえにしのきりのは)』の製作発表記者会見が6月5日、都内で行われ、歌舞伎俳優の尾上松也(三日月宗近)、尾上右近(足利義輝 / 小狐丸)、中村鷹之資(松永久直 / 同田貫正国)、中村莟玉(義輝妹紅梅姫 / 髭切)が出席した。
原案となっている『刀剣乱舞 ONLINE』は、すでに2.5次元ミュージカル、テレビアニメ、劇場用映画とさまざまなメディアで展開され、大ブームを巻き起こしているが、松也は「今までありそうで、見たことがなかった古典歌舞伎を目指したい。“ザ・歌舞伎”といえる王道のテイストもふんだんに盛り込み、最新技術にもできるだけ頼らず、アナログな形で、生の舞台の良さを表現できれば」と歌舞伎化の意義と意図をアピールした。

尾上松也
今回は、足利義輝が討たれた永禄の変を題材にした物語が展開。脚本を松岡亮、演出を尾上菊之丞と松也が手がけている。「それぞれのメディアミックスが、ゲームのシステムを踏襲しながら、すべてオリジナルストーリーを作っているのが『刀剣乱舞』の面白さ。