2021年7月15日 18:30
石丸幹二「名作の世界観を一緒に描いていければ」 ミュージカル『蜘蛛女のキス』11月26日より上演決定
その後、ミュージカル版の音楽を聴き、作詞・作曲コンビのカンダー&ウェッブの音楽の美しさ、ラテンのリズムに酔いました。そんな作品に向き合えるとは!しかもモリーナ役で!興奮しました。
が、すぐさま、あまりに高い頂に怖れを抱いています。私ならばどんなモリーナになるのか。過去に数々の名優が演じてこられたキャラクター。その人物像を模索する日々が始まります。社会派の作品を多く手掛ける演出家日澤さんの手を借りながら、この名作の世界観を一緒に描いていければと願っています。
<蜘蛛女 / オーロラ役:安蘭けい・コメント>
蜘蛛女のキスを最初に観たのは、同期の朝海ひかるが蜘蛛女を演じ、荻田(浩一)先生が演出されていたバージョンでした。
とてもダークで、心にヒリヒリした感覚が残る作品でした。オーロラはモリーナにとって永遠の憧れで絶対的存在ですが、彼女の演じる蜘蛛女はモリーナにとっては死の象徴なのだと思います。だからオーロラには絶対的なカリスマ性が必要だと思っています。そんなオーロラを演じることができるのか、私にとって大きな挑戦になると思いますが、 是非挑んでみたいと思いました!
モリーナの永遠の憧れ、生きる象徴、あるいは死の象徴として、モリーナと共に舞台に存在したいと思います。