くらし情報『坂東玉三郎、42年ぶりに生まれ変わった主演映画『夜叉ヶ池』に「映画を観る喜びを感じられる作品です」』

2021年7月10日 15:26

坂東玉三郎、42年ぶりに生まれ変わった主演映画『夜叉ヶ池』に「映画を観る喜びを感じられる作品です」

と感無量な表情を浮かべる。村に暮らす女性・百合と夜叉ヶ池の龍神・白雪姫の二役を演じた玉三郎。篠田監督は「僕は映画監督として育ったのは、松竹大船撮影所。当時松竹には特撮も、女形の映画の映画はなかった」と語ると「坂東玉三郎という才能と、彼の情熱がなければ、この作品を完成に持っていけなかった。特撮と女形という日本の伝統技術が、この映画で結実した」と大いなる感謝を述べる。

玉三郎も「いろいろな意味で、映画という概念から外れた作品だった気がする」と本作の持つ意味を述べると「演者としては、映画を撮り終わってから自分の芝居を見ると、もっとこうすればよかった……と思うことばかりなのですが、やっぱりこうして映画館で作品を観ていただけることが、本当の意味で喜びです」と客席に向かって語り掛けていた。

4Kデジタルリマスター版として蘇った『夜叉ヶ池』。篠田監督は「自分のなかにあった技術が簡単に再現されていて、がっかりした」とユーモアを交えて技術の進歩に舌を巻いたというと、玉三郎も「どんな役の俳優さんもみんな素晴らしく、映画を観る喜びを感じられる作品だなと思いました」としみじみ語っていた。
取材・文・写真=磯部正和

篠田正浩監督生誕90年祭 『夜叉ヶ池』への道
モダニズム ポップアート そしてニッポン
7月10日(土)〜30日(金)
劇場:ユーロスペース

『夜叉ヶ池〈4Kデジタルリマスター版〉』
公開中

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