2022年7月27日 13:25
ふたつの時代を繊細に演じる『The Pride』ゲネプロレポート到着、井上裕朗からのコメントも
舞台美術、音楽、照明と濃密な劇世界に魅了された140分、愛と尊厳のための物語。side-Aと side-Bともに圧巻の上演であった。ぜひ劇場に足を運んでみてほしい。
文:中田夢花撮影:保坂萌
■井上裕朗 コメント
PLAY/GROUND Creation #3『The Pride』無事に幕が開きました。10年ほど前に出会い、強く心惹かれたこの戯曲を、自分自身の手で上演することになるだなんて夢にも思いませんでした。感無量です。
この作品は今を生きる僕たちにたくさんの大切なことを教えてくれます。人間の尊厳について。
他者の立場に身をおいて共感することについて。現在に繋がる過去の歴史に思いを馳せることについて。未来への希望を持つことについて。
才能と魅力に溢れる俳優陣と、とことんプロフェッショナルなスタッフ陣とともに、この作品を生み出せたことを誇りに思います。この戯曲の持つ力を、一人でも多くの方に届けられたらと願っています。
<公演情報>
PLAY/GROUND Creation #3『The Pride』
7月24日(日)〜31日(日) 赤坂RED/THEATER
作:アレクシ・ケイ・キャンベル
翻訳・ドラマターグ:広田敦郎
演出: 井上裕朗
【出演】
side-A オリヴァー:井上裕朗、フィリップ:池田努、シルヴィア:陽月華、医者・男・ピーター:鍛治本大樹
side-B オリヴァー:岩男海史、フィリップ:池岡亮介、シルヴィア:福田麻由子、医者・男・ピーター:山﨑将平
【チケット料金】(全席指定・税込)