2022年10月12日 18:00
35点ものピカソ作品を日本初公開『ピカソとその時代 ベルリン国立ベルクグリューン美術館展』開幕
2章「ピカソとブラック──新しい造形言語の創造」展示風景
続く3章「両大戦間のピカソ― 古典主義とその破壊」では、第一次世界大戦末期から1920年代初頭にかけて古典主義に回帰していったピカソが、シュルレアリストたちの刺激を受け、画風をさらに変化していく過程について、素描を中心にたどっていく。
3章「両大戦間のピカソ― 古典主義とその破壊」展示風景
4章「両大戦間のピカソ──女性のイメージ」では、1936年に描かれた《緑色のマニキュアをつけたドラ・マール》、1939年に作られた《黄色のセーター》、1942年制作の《大きな横たわる裸婦》と、2つの世界大戦の間で激しく変遷を重ねたピカソの女性像について着目していく。
4章「両大戦間のピカソ──女性のイメージ」展示風景
5章、6章ではクレーとマティスを紹介
展覧会の後半は、クレーやマティスの作品を紹介していく。5章「クレーの宇宙」では、ベルクグリューン美術館が所蔵する約70点のパウル・クレーの作品のうち34点を展示する。作品ごとにタッチやモチーフを大きく変えるクレーの作品は、ピカソからも大きく影響を受けているという。
5章「クレーの宇宙」