くらし情報『「第34回東京国際映画祭」』

2021年9月14日 14:30

「第34回東京国際映画祭」

田恵輔監督


10月30日(土)~11月8日(月)開催第「第34回東京国際映画祭」における特集企画として、田恵輔監督の特集を実施することが決定した。

「第34回東京国際映画祭」では昨年まで「Japan Now」部門として現在の日本を代表する邦画作品を紹介してきたが、今年から「Nippon Cinema Now」部門と名称を改め、より多様性に富んだ邦画作品を世界に向けて紹介する。「Japan Now」部門では、今一番海外へ紹介したい映画人として、これまでは原田眞人監督、岩井俊二監督、安藤サクラ、蒼井優、満島ひかり、宮﨑あおいら女優4名、役所広司、大林宜彦監督、深田晃司監督といった、既に映画界の第一線で活躍してきていた映画人を特集してきたが、今年はこれから世界に打って出るであろうアップライジングな新しい才能に焦点をあてる形で特集を組むこととし、その白羽の矢が立ったのが、9月23日(木・祝)に注目の最新作『空白』の公開を控える田恵輔監督だ。近年『ヒメアノ〜ル』(2016年)、『犬猿』(2018年)、『愛しのアイリーン』(2018年)、『BLUE/ブルー』(2021年)と精力的に作品を発表し、かつ、そのいずれの作品も観る人の心を強く揺さぶる衝撃作となっており、ストーカー、兄弟姉妹、国際結婚、ボクシング、加害者被害者、それぞれの土壌で燻し出される人間関係の狂気ともいえる純粋さ、もしくは純粋なまでの狂気を映画的な視線で描き切る才能に富んでいる。

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