シド『ほうき星』インタビューPart1「ファンは自分をゆるしてくれる存在」
「正義」というのは例えばですけど、飲食店が営業時間を制限されたり、開いていること自体が厳しかったりする時期がありましたよね。今までは(ルール的に)ダメなものに対して、これをやっちゃダメですよ、と言われるのがふつうだったのに、コロナっていう大きな力が加わることによってダメになってしまったりとか、本来ダメじゃないのにそれを止めさせることが正義、みたいになってしまったりとか。そういうことを仕方ないなと思いながら、違和感も感じていました。ファンの子の中にも飲食店をやっている子からの悩みもいっぱい聞いているので、そこをほったらかしにするのも違うなと思って、だいぶ(時世に)入り込んだ歌詞も今回は書いてみました。
――マイナス感情を吐き出すことによる救いや、マイナスなことを歌ってくれることで救われることってすごくあると思います。それがこの曲にはすごく出ていると感じました。
マオそうですね、本当に参っているときって、共感してもらえることが一番背中を押されることになると思うので、自分だったらこういう歌詞は刺さるなあと思いながら書いていました。
――『声色』について、こちらはゆうやさん作曲です。