北米ボックスオフィス、1位は『クワイエット・プレイス』続編
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北米のボックスオフィスに、本格的に活気が戻ってきた。
メモリアルデーの4連休であるこの週末、首位に輝いた『クワイエット・プレイス 破られた沈黙』は、日曜までの3日間で4,800万ドル、祝日の月曜を入れた4日間では5,800万ドルを売り上げる模様。2位の『クルエラ』も、Disney+で同時プレミアム配信されているにもかかわらず、3日で2,100 万ドル、4日で2,650万ドルを売り上げると見られている。
アメリカの多くの都市では、昨年3月から今年の3月まで、映画館はほぼ閉まっていた。L.A.とニューヨークシティでは、この間、一度も映画館はオープンしていない。そんな中、人々は以前よりさらに配信に慣れ親しんだため、劇場ビジネスはもう終わりではないかと危惧する声も出た。しかし、この結果を見るかぎり、人はまだ映画館で映画を見たいのだということだろう。来週にはホラー映画『死霊館悪魔のせいなら、無罪。
』、その翌週にはミュージカル『イン・ザ・ハイツ』と、話題作が控える。
文=猿渡由紀
『クワイエット・プレイス 破られた沈黙』
6月18日(金)公開