2023年9月13日 17:00
「ふたりでアーニャに向き合ってこれた」 葵わかな&木下晴香主演ミュージカル『アナスタシア』上演中
という話を振り返った。「『アナスタシア』が持つ夢のある御伽噺の世界はすごく魅力的ですが、歴史的事実や、私達の役作りや振付など現実味のあるエッセンスが含まれていて、夢と現実のバランスが拮抗して常に存在している世界観が特徴なのかなと。すごくきらびやかな反面、みんなが共感できるような泥くさい一面もあって、そういう二面性みたいなものが、観てくださるお客様の背中を押したり、心に寄り添ったりしてくれる。それを大切に演じたいと思います」と思いを込めた。木下は「舞台稽古で改めて、舞台装置と衣装の力をすごく感じました。もちろんミュージカルは総合芸術で、音楽とお芝居とダンスと舞台美術も含めて、ひとつの作品になっていくのは、どの作品も同じだと思いますが、この作品は特に舞台美術や音楽に助けられます。一つひとつの要素が持つ力が大きく、それらが融合されて莫大なエネルギーとなって届けられる作品なんじゃないか」とその魅力を紹介した。 ふたりは初演時の思いを胸に、大阪までの全公演完走を願い、会見は終了した。
左から)海宝直人、相葉裕樹、内海啓貴
左から)田代万里生、堂珍嘉邦(CHEMISTRIY)、木下晴香
プレスコールでは、葵と木下のほか、ディミトリとグレブを役替わりで演じる海宝直人、ディミトリ役の相葉裕樹と内海啓貴、グレブ役の堂珍嘉邦(CHEMISTRIY)