くらし情報『怖い鬼からかわいい鬼まで、北斎が描いた「鬼」が集結 『北斎 百鬼見参』すみだ北斎美術館で開催中』

2022年7月6日 18:00

怖い鬼からかわいい鬼まで、北斎が描いた「鬼」が集結 『北斎 百鬼見参』すみだ北斎美術館で開催中

本作は義平の怨霊が雷神の姿となり、憎き相手を撃ち抜こうとする躍動感あふれる瞬間を描いたものだ。

蹄斎北馬は北斎の門人。《角大師と蝸牛図》の角大師とは、平安前期の僧侶で延暦寺中興の祖でもある良源が鬼に化身した姿。この異形の姿を弟子に描かせ、版木で刷り護符として配ったところ、護符を戸口に張った家には一切の災厄が降りかからなくなったとされる。鋭いツノを持つ角大師と、かたつむりの2本の触覚が呼応したユーモラスな作品だ

怖い鬼からかわいい鬼まで、北斎が描いた「鬼」が集結 『北斎 百鬼見参』すみだ北斎美術館で開催中

蹄斎北馬《角大師と蝸牛図》享和~嘉永年間 (1801-54)頃すみだ北斎美術館蔵前期(6月21日~7月24日)展示
第3章「神話・物語のなかの鬼」は、日本の神話や物語に登場する鬼を紹介する。世界的ベストセラー『北斎漫画』のなかにはさまざまな能面を紹介するページがある。左ページ2段目、左端の「生成(なまなり)」は、鬼になりかけの状態を表す面。右ページ2段目左端には「外道」、その隣には「鬼」もいる。


怖い鬼からかわいい鬼まで、北斎が描いた「鬼」が集結 『北斎 百鬼見参』すみだ北斎美術館で開催中

葛飾北斎『北斎漫画』二編 《はんにや なまなり》文化12年(1815)すみだ北斎美術館蔵
《道成寺図》は、この展覧会のメインとされる北斎の肉筆画。本作は能の「道成寺」における後半のクライマックス「柱巻き」

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