くらし情報『アール・デコ建築と響き合う ルネ・ラリックのガラス作品約220点!』

アール・デコ建築と響き合う ルネ・ラリックのガラス作品約220点!

テーブル・センターピース《三羽の孔雀》(部分)1920年 北澤美術館蔵 撮影:清水哲郎


東京都庭園美術館では、『北澤美術館所蔵ルネ・ラリックアール・デコのガラスモダン・エレガンスの美』を、本日2月1日から4月7日(火)まで開催。北澤美術館のコレクションの紹介を通じて、ルネ・ラリックによるガラス工芸の全容が紹介される。

ルネ・ラリックは、19世紀末〜20世紀にかけて、フランスで宝飾デザイナーやガラス工芸家として活躍したアーティストだ。

植物や昆虫、裸婦などをモチーフにしたジュエリーで、アール・ヌーヴォー・ジュエリーのスタイルを確立し、その後、貴石に代わる新素材としてガラスに注目。20世紀に入ると、芸術性と実用性を兼ね備えた独自のガラス作品によって、アール・デコの時代を切り開いた。

同展は、世界屈指のガラス・コレクションを有する北澤美術館所蔵のラリック作品より、アール・デコの時代を代表する名品約220点を厳選して紹介する。

その舞台となる東京都庭園美術館は、1933年に旧朝香宮邸として建設されたアール・デコ様式の建物。同館のために、ラリックは正面玄関ガラスレリーフ扉をデザインしたほか、大客室と大食堂のシャンデリアとしてそれぞれ《ブカレスト》、《パイナップルとざくろ》も提供している。

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