2021年7月13日 17:00
渡部玄一、水夏希、佐賀龍彦が語る「新しい試み」『クララ-愛の物語-』
渡部そこは今日これからなんです。音楽のメンバーも来て、生演奏で合わせます。
水めちゃくちゃテンション上がるよ!やっぱり楽器から出てくる波動があるから。朗読と録音の音楽では生まれない空気感が生まれる。すごく楽しいよ。
佐賀わ、楽しみです!
――渡部さんと水さんは再演ですがどう感じていらっしゃいますか?
渡部僕はね、今回も水さんがいてくださることで本当に安心感がある。水さんは誠実な方で、演じるクララのこともよく調べてくださっているんですよ。そうやってまた新しくやれるのが楽しみです。
水前回は役作りのためにクララとブラームスの手紙を読んだのですが、今回はクララの生い立ちを読んでいるんです。一般的にはあまり知られていないけど、実はすごい方なんだということがわかってきました。
渡部クララは「名実ともに」という人ですからね。
水しかも彼女が生きた時代って、有名音楽家がたくさんいるんですよね。
渡部そう。1809~1811年にショパン、シューマン、リスト、メンデルスゾーンが生まれて、その何年か後にワーグナーが生まれました。みんな同世代なんですよね。そのみんなと交流があったのがクララです。