くらし情報『綿矢りさ×大九明子のゴールデンコンビ再び 『私をくいとめて』のんの新カット公開』

綿矢りさ×大九明子のゴールデンコンビ再び 『私をくいとめて』のんの新カット公開

「おひとりさまの悲喜交交を大九監督ならではのポップな演出で描き出した快作」と絶賛の声が相次いだ。さらには、第33回東京国際映画祭の「TOKYOプレミア2020」部門にて、一般観客の投票で最も多くの支持を獲得した観客賞を受賞。大九監督にとって、『勝手にふるえてろ』以来、史上初となる2度目の受賞となった。

大九監督は、原作本について「原作を知ったのは、ちょうど『勝手にふるえてろ』を仕上げている最中。いろんな人から“綿矢さんの新作読んだ?”と聞かれることが増えて、『勝手にふるえてろ』では主人公がモノローグで描かれている小説を会話劇にして映像化したのですが、本作ではまさにそのようなことが行われていると。主人公が“脳内相談役=A”と喋ってるよ、と聞いてすぐさま書店に走りました」コメント。映像化にあたり、「綿矢さんの作品は大きなうねりのある起承転結があるというわけではなく、登場人物がどう感じてどう生きているかということが、一番の醍醐味。綿矢さんならではの言葉の切れ味のよさ、チョイスの面白さを咀嚼して出せれば大丈夫かなと思いました」と、原作に絶大の信頼を寄せていたことがわかった。
大九監督から脚本を受け取った谷戸豊プロデューサーも、「これは原作にも脚本にも通ずるところではありますが、基本的には楽しいお話でありながら、その裏でとんでもない負の内容を書いている。

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