2023年1月13日 12:00
20世紀前半の作曲家達が見た古い音楽を、21世紀のわたしたちが見る⁉
古楽のスペシャリスト鈴木秀美率いる「神戸市室内管弦楽団」の東京特別演奏会が開催される。
公演テーマは、表題にも掲げた「20世紀前半の作曲家達が見た古い音楽を、21世紀のわたしたちが見る」という、とても刺激的なものだ。その心は「当時の人々が古典派の作品を見るのと、今の私たちが見るのとには違いがあるのではないか」という素朴な疑問が発想源というのも興味深い。その想いが盛り込まれたプログラムは以下の通り。
【東京特別演奏会プログラム】
(神戸での第156回定期公演プログラムと同内容)
・モーツァルト:セレナーデ第13番ト長調 KV525「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」
(指揮なし・鈴木秀美はチェロでオケ中参加)
・モーツァルト:セレナーデ第12番 ハ短調「ナハトムジーク」KV388(384a)
・シュニトケ:モーツァルト・ア・ラ・ハイドン
・プロコフィエフ:交響曲 第1番 ニ長調 作品25「古典」
そして、そのプログラムについて語る鈴木秀美の言葉がさらに興味深い。
「2023年で創立42年目となる神戸市室内管弦楽団、東京では久々の公演ですが、私が監督となってからは初めてのことです。