2022年9月9日 08:00
斎藤工、大森立嗣監督作品は「孤独の説得力が付随している」 『グッバイ・クルエル・ワールド』特別インタビュー映像公開
さんだったり、(三浦)友和さんだったり、そう見えないっていう怖さみたいなものも同時に感じましたし、だからこそ政春カラーみたいなものを強く出していくと、ヒリヒリ感や辛さみたいなものが役立つといいなと思いながら泳がせてもらいました。
――作品についての想いがあれば教えてください。
斎藤工:この物語は、どう転じていくかというストーリーラインがラグビーボールのように読めないというところが、僕らがここ数年過ごしてきた(パンデミックがあったり、時代が予期せぬイレギュラーの真っ只中にいるという)日常の現実が描かれているんじゃないかと。
社会と反りが合わない人たちの物語ですが、それはもしかしたら観ている方の意識を具現化しているだけ、その象徴がそれぞれのキャラクターなんじゃないかなというぐらい、僕の中にも政春だけじゃなくて、他のキャラクターがいるんですよね。自分を優先するか、家族を優先するか、相手を優先するか。そこが摩擦でドラマが動いていくし、エゴとの戦いというのは、僕らは日々直面していることだと思うので、反面教師でもあり、希望的未来を誘う選択肢を表現している作品でもあるのかなと思います。
『グッバイ・クルエル・ワールド』
9月9日(金)公開
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