稲垣吾郎と真飛聖が気鋭作家・横山拓也の新作で共演! “フタ”をすることに慣れてしまった40代を描く舞台『多重露光』とは?
履いたほうがキレイに見えるんだから、気にしないで履きな」とおっしゃって、何て男前なんだ!! と(笑)。ちょっと泣きそうになりました。普段はクールだけど、内面は本当に優しいんですよ。
――横山さんは、おふたりについてどのような印象をお持ちで、純九郎、麗華という役柄がどのように表現されることを期待されていますか?
横山真飛さんは、稽古が始まってすぐに、役について引っ掛かることについて言ってくださって、同じ気持ちで作品に向かってくださっているのがすごく嬉しかったです。そこでバーッと書き直させていただいたんですが、僕が気づけなかったところに気づかせていただき、良い改稿をさせてもらえました。
稲垣さんは、映画『半世界』でのお父さん役も意外でしたし、『窓辺にて』は、いままでで一番素敵な稲垣さんを見せていただけて、あのミステリアスな感じは衝撃的でしたし、今回の役にも参考にさせていただきました。あの生っぽさ、リアルな感じをこれまでと違う感じでストレートプレイの舞台上に上がったら素敵だなと思っています。
シンプルに「やりたい」と思えた脚本
――登場人物の心情や物語の結末を含め、「理解できない」と感じる部分も多い、解釈に幅のある今回のようなストレートプレイの魅力をどのような部分に感じていますか?おふたりとも、幅広い層の人々に向けて作られた大規模な作品に数多く出演されてきましたが、そうした作品との違いや面白さを感じる部分はどんなところですか?
稲垣全国ネットのテレビでも東京ドームでも小劇場であっても、やることは変わらないですし、区別はしてないです。