2021年8月22日 12:00
【おとな向け映画ガイド】韓国3大男優によるパニック・アクション『白頭山大噴火』、平和国家ノルウェーの汚点『ホロコーストの罪人』をご紹介。
港に横付けされた船の行き先はポーランド。あのアウシュヴィッツ収容所です。ノルウェーに住むユダヤ人の多くがホロコーストの犠牲者となったのです。映画は、ブラウデ一家を中心にこの理不尽な悲劇を描いていきます。
事件が明るみにでて、政府も公式に事実を認め、ノルウェー首相が謝罪したのは、70年後の2012年。この隠蔽は、“最大の罪”(映画の原題)といわれました。映画は、事実を元にしたマルテ・ミシュレの小説を原作に、1983年生まれのエイリーク・スヴェンソン監督(前作は、日本のアニメやコスプレ大好きの少女を主人公にした『HARAJUKU』)が映画化。2020年のクリスマスにノルウェー国内で公開され、大ヒットしています。
【ぴあ水先案内から】
池上彰さん(ジャーナリスト)
「……、現代のノルウェー国民に対し、「あのとき、あなたの親たちは何をしていたのか」と問いかける映画……」
池上彰さんの水先案内をもっと見る(https://lp.p.pia.jp/shared/pil-s/pil-s-21-01_85d7d53e-4333-4666-a62b-1524bee98fdc.html)
中川右介さん(作家、編集者)