建築家たちの夢や思考が詰まっている アンビルト/未完の建築に焦点を当てた展覧会
そのようにこの展覧会を見て行くと、完成や実現がなされなかった建築には、既存の制度に対して批評が込められていたり、作者の夢や思考がより直接的に表現されているのではないか、ということに気づくはずだ。なかなか見ることも考えることもできない、貴重な建築の側面が分かる、とても興味深い展覧会である。
【関連リンク】 国立国際美術館( http://www.nmao.go.jp/exhibition/2019/architect.html )
映像制作:長倉威彦《ウラジーミル・タトリン、第3 インターナショナル記念塔》CG 映像 1998 年
ヤーコフ・チェルニホフ 書籍『建築ファンタジー 101 のカラー・コンポジション、101 の建築小図』より 挿図 1933 年 個人蔵
ブルーノ・タウト《生駒山嶺小都市計画、遠望図、1933 年12 月》1933 年 大和文華館蔵
制作監修:瀧澤眞弓《瀧澤眞弓、山の家、模型》1986 年 個人蔵
安藤忠雄《中之島プロジェクトⅡ―アーバンエッグ(計画案)公会堂、断面図》1988 年 ギャラリー ときの忘れもの蔵
山口晃《都庁本案圖》(会田誠提案による)2018 年 個人蔵 撮影:宮島径