くらし情報『「部屋」をめぐる表現をあらためて見つめ直す『部屋のみる夢』1月28日より開催』

2023年1月13日 12:00

「部屋」をめぐる表現をあらためて見つめ直す『部屋のみる夢』1月28日より開催

アンリ・マティス 《窓辺の婦人》1935年、ポーラ美術館


パンデミック以降、大きく変化した生活様式の中で、誰もが多くの時間を過ごした「部屋」という空間に注目した展覧会が、神奈川県・箱根のポーラ美術館で、2023年1月28日(土) から7月2日(日) まで開催される。

安心感をもたらす空間である部屋は、日常生活の場であると同時に、その閉じられた空間内で親しい人々やかけがえのないものと親密な関係を築く場でもある。一方で、外の世界から隔絶されているがゆえに、閉塞感をもたらす場でもありうるのだろう。同展では、様々な意味をもちうる部屋にまつわる表現に取り組んできた作家に注目し、その小さな世界で織りなされる親密な記憶や夢想のありようを改めて見つめ直すことを試みる。

紹介されるのは、19世紀から現代までの約50点。古くから描かれてきた室内画だが、近代の市民社会では、地位や個人の趣味を反映した部屋の表現が特に絵画の重要なテーマとなったのだとか。印象派のモリゾがベランダやバルコニーで過ごす家族を描いた光あふれる作品や、北欧の画家ハマスホイがとらえた静謐な室内情景、ナビ派のボナールやヴュイヤールが家族を描いた親密な作品群、巨匠マティスが色彩や空間の表現を探究した室内画など、ポーラ美術館の名品とともに、他館からの出品作も並ぶ。

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