『呪怨』がNetflixで新生。描かれるのは“生々しい恐怖”
と声をかけていただきました。最終的に撮影に使われたものとほぼ同じ脚本をいただいて読ませていただきました。僕は恥ずかしいぐらい怖がりで、ビビりなんですが(笑)、いただいた脚本が、とにかく怖いのにめちゃくちゃ面白くて。一気に読みました。
「ホラーは意外だ」と知人には言われたりもしますが、いろんなタイプの映画を撮ってみたいと常々思っていたので今回のファーはとても嬉しく、即答に近い感じでお受けしました。「僕、怖がりなんですけど大丈夫ですか?」とは聞きましたが。
――当初からこれまでの『呪怨』とは違うコンセプトで、というお話だったのでしょうか?
三宅監督そうですね。最初からこれまでの『呪怨』とは少し違って、実録犯罪映画的なアプローチでこれまでとは違った怖さも引き出したい企画なんだと言われて、何となくピンときたというか、すぐに自分のやるべきポイントが見つかりました。
――『呪怨』は最初のビデオシリーズからオムニバス形式で、ひとつのエピソードが30分程度で展開される構成でしたが、今回は長い時間を扱って群像劇を描くこれまでとは違う形式の作品になりました。脚本のどこに力点を置いて撮影していったのでしょうか?
三宅監督ひとことで言うとしたら“生々しさ”ですかね。