くらし情報『巨匠マネの日本における受容を考察『日本の中のマネ―出会い、120年のイメージ―』9月4日より開催』

2022年8月16日 12:00

巨匠マネの日本における受容を考察『日本の中のマネ―出会い、120年のイメージ―』9月4日より開催

エドゥアール・マネ 《散歩(ガンビー夫人)》 1880-81年頃東京富士美術館


印象派の先駆者でもあるエドゥアール・マネ(1832~1883)は、その代表作《笛を吹く少年》などが日本の美術の教科書にもしばしば登場する19 世紀フランスを代表する画家だ。その巨匠マネの日本における受容を考察する展覧会が、9月4日(日)から11月3日(木・祝)まで、練馬区立美術館で開催される。

同展の見どころのひとつは、マネに先立つクールベらレアリスムの画家から、マネに大きな影響を受けた印象派の画家たちまで、その作品を並べて見ることによって19世紀フランス絵画におけるマネの位置づけを改めて考えることにある。
日本国内に所蔵されるマネ作品は決して多くないが、17点ある油彩ないしパステル画のうち7点が同展に出品される。とりわけ完成度の高い晩年の名品《散歩(ガンビー夫人)》や、マネの実験的な挑戦を目の当たりにできる版画作品が並ぶのも興味深い。

マネは日本にどのように影響を与えたのか。マネの《草上の昼食》をもとにして1904年に《草上の小憩》を描いた石井柏亭に始まり、マネ作品を模写したり、筆触を真似たり、構図やモチーフを借用したりした画家たちの作品群が、マネの影響の大きさを教えてくれる。

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