2023年1月10日 14:25
関西演劇界のクセ者が集結した舞台『12人のおかしな大阪人2023』新キャストに今江大地と多和田任益を迎え開幕
、誰よりもしっかりしている小学生(古場町)など、個性豊かなキャラクターが次々に笑いを作り出していく。事件について議論すべき場であるにも関わらず、話は二転三転。関西弁からどこ出身かを探りあったり、“おばあちゃん”という呼び名で揉めたり……大阪人のノリ全開で展開する。
新キャストの今江は、愛嬌のある大学生役。陪審員たちが事件を再現するシーンでは被害者役を熱演して存在感を発揮した。また、とある会社の会長役の多和田は、冷静に会話をしていたかと思えば、突然はっちゃけるなど、振り幅の広い役を見事に演じていた。
そうして全編に渡って爆笑トークを繰り広げながらも、時に陪審員たちの事件への考えも語られ、議論は進んでいく。劇中には何度も決を採るシーンが登場するが、その度に「無罪」「有罪」の票数が変わり、陪審員たちが揺れ動く姿も丁寧に描かれていた。
ゲネプロの行われた日は古川の誕生日ということもあり、カーテンコールには誕生日ケーキが登場。わかぎからプレゼントが渡され、出演者たちから祝われた古川は満面の笑みを見せた。なお、警備員役の日替わりゲストとして、ゲネプロおよび初日は東野ひろあきが務めた。
<公演情報>
『12人のおかしな大阪人2023』
企画・台本・演出:わかぎゑふ
脚本:東野ひろあき
【キャスト】
今江大地/うえだひろし(リリパットアーミーII)