くらし情報『市川海老蔵「土台は古典」 コロナ禍での『古典への誘い』に「緊張感を持ち続けたい」』

2021年3月2日 07:00

市川海老蔵「土台は古典」 コロナ禍での『古典への誘い』に「緊張感を持ち続けたい」

都内で「市川海老蔵 古典への誘(いざな)い」取材会に応じる市川海老蔵


歌舞伎俳優の市川海老蔵が2月25日、東京・東銀座の歌舞伎座で取材に応じ、3月5日から全国14ヶ所で上演する「市川海老蔵 古典への誘(いざな)い」への意気込みを語った。「伝統芸能を分かりやすく、多角的に味わっていただきたい」と海老蔵が企画した本公演。河竹黙阿弥の七五調の名せりふに彩られた世話物の人気狂言『弁天娘女男白浪(べんてんむすめめおのしらなみ)』にて、海老蔵が5年ぶりに弁天小僧を演じる。耳心地の良い音楽、色彩豊かな衣裳など、物語だけではない見どころ満載の人気演目だ。

さまざまなフィールドで活躍を続ける海老蔵だが「土台は古典」と断言し、先代から受け継ぐレガシーに対し、厚い敬意と思い入れ。弁天小僧は若い娘に化けた男性という役どころで、「変化(へんげ)物に惹かれますね。『えっ』って純粋な驚きもありますし、動じず太々しい男の姿は美しいなと」。弁天小僧といえば「知らざあ言って聞かせやしょう」の名台詞でも知られ、「自宅で練習しているせいもあって、(息子の)勸玄も真似している」と目を細めた。


また、劇中でともに躍動する日本駄右衛門、南郷力丸ら盗賊たちは「自分流の生き方を貫いている。彼らの姿からエネルギーのエッセンスを感じもらえれば」

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