くらし情報『日本と韓国の作家29名による原画作品と絵本を紹介『ブラチスラバ世界絵本原画展』7月8日より開催』

2023年7月7日 11:30

日本と韓国の作家29名による原画作品と絵本を紹介『ブラチスラバ世界絵本原画展』7月8日より開催

イ・ミョンエ《明日は晴れるでしょう》2017年(BIB_2021金のりんご賞)ⓒLEE_Myungae


『ブラチスラバ世界絵本原画展』(略称BIB)は、スロバキア共和国の首都ブラチスラバで2年ごとに開催される世界最大規模の絵本原画コンクールだ。その第28回展となる2021年の受賞作品を中心に、特に日本と韓国の絵本に焦点をあてた展覧会が、7月8日(土)から8月31日(木)まで、さいたま市のうらわ美術館で開催される。

1967年に始まったこの歴史あるコンクールの第28回展に集まったのは、世界42カ国、379人の作家の絵本だった。同展ではまず、そのなかからグランプリなどの各賞を受賞した作家の作品をパネル展示と絵本で紹介するほか、近年の活躍がめざましいアジア諸国に焦点をあて、2011年から2019年までの受賞絵本を紹介する。

同展の大きな見どころは、第28回展に日本と韓国からノミネートされた29名の作家による全177点に及ぶ絵本の原画が絵本とともに一堂に並ぶこと。日本からは、しおたにまみこが金牌(第3席)を、韓国からはイ・ミョンエが金のりんご賞(第2席)を受賞しており、その受賞作品も見ることができる。

また、今回は、作家によって生み出された絵本が読者に届くまでの背景を取材した、興味深い特集展示が行われる。

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