2021年7月3日 12:00
w.o.d.、硬軟併せ持つロックバンドの魅力を惜しみなく魅せつけたツアー・ファイナルをレポート!
昨年はw.o.d.の配信ライブも観たけれど、やはりライブハウスで浴びる彼らの音楽は格別だった。いや、異次元と断言したいほど。開演前のサウンド・チェック時点で出音の大きさに少し驚いたが、ライブが始まるや、とにかく音のでかさに面食らった。
耳をつんざき、身も心も震え上がる爆音っぷりは、同じ空間を共有するライブハウスでなければ絶対に伝わらないもの。w.o.d.は全国各地でこの爆音を撒き散らし、生きる実感を骨身に味わったのではないか。それは今日集まった観客も同じだったに違いない。
今年3月に出た3rdアルバム『LIFE IS TOO LONG』リリースに伴うワンマンツアー”バック・トゥー・ザ・フューチャーⅢ”(大阪公演は8月12日に振替開催)は5月7日千葉LOOKを皮切りに、この日10本目にあたるツアー・ファイナルを恵比寿リキッドルームで開催。開演19時ジャスト、SEにヴァニラ・ファッジによるビートルズのカバー「Ticket To Ride」が流れ、場内はサイケな空気に支配される。そして、ステージ背面から4つの照明が煌々と輝く中、サイトウタクヤ(Vo/G)、Ken Mackay(B)