ディズニープラス『七夕の国』は、主人公を取り巻く個性的なキャラにも注目
ナン丸が真相に近づくにつれて、幸子は高志との間にある過去を持ち、兄に対して複雑な心境を持つことが明らかになっていく。
“丸神の里にとらわれている女性”として穏やかな性格ながらも影があり、感情的になるシーンもある難しい役どころだったが、監督からは「もっと感情を削ぎ落として、自然体で芝居をしてほしい」という指導があったそう。藤野は「“自然体でお芝居をすることで、役の魅力がより際立つのだな”と思いました。そしてそれが『七夕の国』の作品の魅力のひとつにもなっていると思います」と振り返った。
続いては、木⻯麻生演じる丸神ゼミの講師・江見早百合。丸神ゼミの教授・丸神正美(三上博史)が、自身のルーツを探るため丸神の里で突如消息不明となり、真相を突き止めるべくナン丸たちと共に丸神の里を訪れる。行動力があり明るく気丈な性格で、丸神の里の祭りの最中に立入り禁止である丸神山へ登るなど、率先して危険にも飛び込んでいく。
丸神の里にまつわる秘密を丸神ゼミのメンバーらと紐解いていくという役どころだが「能力や丸神の里について起こる疑問を主人公のナン丸と一緒に追っていく立場だったので、自分の中に起こる疑問や、江見という役柄の中で起こる疑問を強く問いかける瞬間、引き込まれる瞬間を意識していました。