2022年12月10日 12:00
映画『戦場記者』太田光メッセージ映像&元日本赤軍最高幹部・重信房子ら推薦コメント到着
紛争地のど真ん中を走り抜けながら、須賀川記者はそんな人間の「リアル」の断片を拾い集める。
いまこの世界に生きる私は一体何をすべきか、自問自答が続いている。
■八代英輝(元裁判官・弁護士)
法に関わる仕事をしてきた誰にも重くのしかかる世界がつきつけられる。
人命尊重、自由、人権、それが当たり前でない地域の多さに言葉を失う。
しかし、伝えることは無力とは違うという希望を与えてくれる。
■山田健太(専修大学ジャーナリズム学科教授)
西側諸国の固定的な目線に対し、地元住民の視点からとらえ直しを迫るのは、いま一番困っている人の声を伝えるという記者・須賀川の意地だろう。
忘れられそうな人々、とりわけ日々の生活を脅かされる市井の人を追い続けることで、「その国のいま」をあぶりだしたいという思いが伝わってくる。
■綿井健陽(ジャーナリスト・映画監督)
国際報道に携わる者にとって、戦争報道はその取材力や勇敢さの真価が問われる時だ。
須賀川拓は近年、戦争の現場に何度も挑み続けた。
戦況解説や軍事評論ではなく、戦争の現場で須賀川が、何を見聞きして、どう思ったのか。そして、カメラに向かって何を話すのか。
既存のテレビ放送枠を超えて、今後も様々なメディア空間でその力が発揮されるに違いない。