くらし情報『真似て学ぶ=「まねぶ」でもいいのだ! 『春の江戸絵画まつり 江戸絵画お絵かき教室』3月11日より開催』

2023年3月8日 12:00

真似て学ぶ=「まねぶ」でもいいのだ! 『春の江戸絵画まつり 江戸絵画お絵かき教室』3月11日より開催

円山応挙《狗子図屏風》(部分)滋賀県立琵琶湖文化館蔵


府中市美術館恒例の、江戸絵画をさまざまな切り口で紹介する「春の江戸絵画まつり」。20回目の今年は「春の江戸絵画まつり 江戸絵画お絵かき教室」と題して3月11日(土)〜5月7日(日)に開催される。これまでは美術史の視点から作品を鑑賞してきたが、画家はどう描いたかに着目することによって、江戸絵画の世界にもう一歩近づこうとするものだ。

描くなんて難しそう、という心配はご無用。江戸絵画には、あえて下手に描いたり、一生懸命描いた結果下手であったりするもよしという自由さがあるのだから。

例えば、動物、人物、花、山水という「四代テーマに挑戦」では、円山応挙の愛らしい子犬を輪郭線だけで描くなど、江戸絵画を見て現代の画材で実際に描いてみることができる。

また、江戸時代の画家がどうやって絵を学んだのかを探ってみると、基本的に「正確なデッサン」を修得する必要のある西洋絵画とは異なり、素晴らしい絵を真似てきたということが言える。古来、中国から輸入された絵を模範とし、室町時代の画層である雪舟、はたまた円山応挙を手本とし、オランダから輸入された版画や書物の挿絵を見て西洋風の描き方を取り入れるようにもなる。

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