スコアレスドローに垣間見えた川崎Fの強さ、退場にも数的不利にも慌てず騒がず怯まず!
MF脇坂泰斗の交代を準備していたが、DF山村和也を入れて、引き分け狙い……ではなく、勝点3を取りにいった。守備はしっかり安定させるが、いける時はいく。シンプルにカウンターでゴール前に迫ったのだった。試合はこのまま0-0に終わったが、山村は監督から守備だけではなく、攻撃面での支持を受けたことを5月23日のメディア対応で明かした。
「あと少しの時間だったのでまず失点しないことを意識して入った。鬼さんからは攻撃でいける時は積極的に前にボールを出すように言われたので、それは意識しながらできた。勢いのあるチームで、90分通して仕掛けてくるチームだったので、そこをうまく対処することができた。攻撃でも(レアンドロ・)ダミアンとか前の選手にボールを出せたと思う」
山村は5試合連続無失点に手応えを語りつつ、いかに攻撃につなげるか修正点を口にした。
「守備に関してはみんながサボらず献身的にやっている結果だと思うのでそこは継続して、いい守備からいい攻撃につなげていきたい。相手も対策をしてきて人数をかけてきているが、幅を使ったり、逆に狭いところを突いたりとか、いい判断を後ろからしていきたい。相手を見ながらどうするかはチームとして考えている。