2023年5月17日 11:30
新版画において異彩を放つ存在だったポール・ジャクレー、首都圏初の展覧会を6月3日より開催
目の覚めるような原色により、小麦色の肌をした南国の若者や、満州の美しい女性たちを表現したジャクレー新版画は、今見ても、極めてエキゾチックである。当時の新版画の中でも異彩を放つ彼の作品は、自らが彫師と摺師を指揮する私家版という形で芸術性が追求され、第二次世界大戦後、日本に駐在したアメリカ軍関係者からも好評を博した。
そんなジャクレーの作品を前・後期に分けて紹介する同展は、彼の遺族からの協力を得て実現した。まさにジャクレーの作品の魅力を堪能できる貴重な機会となることは間違いない。
<開催情報>
『ポール・ジャクレーフランス人が挑んだ新版画』
会期:2023年6月3日(土)~7月26日(日) ※会期中展示替えあり
会場:太田記念美術館
時間:10:30~17:30(入館は17:00まで)
休館日:月曜、6月29日(木)、30日(金)
料金:一般1,000円、大高700円
公式サイト:
http://www.ukiyoe-ota-muse.jp/
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