2023年8月30日 11:00
坂本昌行が人間臭いアーサー王に 日本初演ミュージカル『キャメロット』制作発表
ブロードウェイミュージカル『キャメロット』が2023年10月7日(土)から東京・日生劇場ほかで上演される。
アーサー王に関する史実やエピソードは諸説あり、これまで多くの映画や舞台でその世界観が描かれてきたが、その中でも『キャメロット』は、着眼点を変えてアーサー王伝説を描いた、T.H.ホワイトの『永遠の王』を原作として、『マイ・フェア・レディ』の名コンビである脚本家アラン・ジェイ・ラーナーと作曲家フレデリック・ロウによって書かれた名作ミュージカルだ。今回、日本初上演にあたり、8月29日(火)に都内で製作発表が行われ、出演者らが思いを語った。
日本初演となる本作の演出を担う宮田慶子は、「“円卓の騎士”で有名な優れた騎士アーサー王の話ですが、今回の『キャメロット』は本当に人間臭いです。愛情と友情の間で本当に苦しみぬきます。悩んで悩んで、一つひとつ解決しようとしながら向かっていく作品。「人間はなぜ闘いをするんだ」ということを問い掛けるシーンも出てきますし、今の私たちにとってとても心に沁み入るメッセージがたくさん盛り込まれています。そしてもちろん名コンビのミュージカルなのでセリフが素晴らしいし、耳に残る、身体に残るような素敵なナンバーがいっぱいです。