この10年あまりに制作された作品を中心にホンマタカシの今に迫る『即興 ホンマタカシ』10月6日より開催
描き出されるのが、同シリーズの魅力のひとつだ。
展覧会名でもあるこの「即興」という言葉がひとつのキーワードとなる同展では、他の作品や展覧会自体にも偶然性が取り入れられているという。なお、作品内に文字として現れる「Revolution 9」は、イギリスのロックバンドのビートルズが様々な音源を元にコラージュのように制作した同名曲へのオマージュとして捧げられているといい、これが同展の英文タイトルとなっている。
葛飾北斎の《冨嶽三十六景》に着想を得て、〈THE NARCISSISTIC CITY〉と同手法で富士山を写した〈Thirty-Six Views of Mount Fuji〉のシリーズなど、計約 50 点の写真作品からなる同展だが、今回は1階ホールにおいて、新作を含む映像作品も特集上映される。ホンマが講師を務める連続ワークショップやトークなども予定され、作家の「今」に迫る展覧会となっている。
<開催情報>
『即興 ホンマタカシ』
会期:2023年10月6日(金)~2024年1月21日(日)
会場:東京都写真美術館2F展示室
時間:10:00~18:00、木金は20:00まで(入場は閉館30分前まで)