ローテク技法を用い現在のライフスタイルにマッチしたフォルムを実現したスツール『BENT STOOL』が発売♪
(※)Tubeflatteningとは本来、金属パイプの一部を潰して部材同士を溶接やボルトで固定しやすくする古くからある加工技法です。
グッドデザイン賞のベントスツールのページ
http://www.g-mark.org/award/describe/45230?token=Lm4pkGdk1n
デザインジャーナリスト加藤 孝司氏のコメント
「BENTSTOOL」は、まず造形が美しい。2枚のプレートのみで構成されたフラットな座面、それを支えるのはL字型に曲げられた一本のパイプ。それが座面を構成する別のパイプと座面の下でがっちりと噛み合い、すっと床に伸びている。
これは岩元氏が素材の加工方法をリサーチしている際に、パイプとパイプをジョイントしたり、自転車のフロントフォーク製造などに使われている「チューブフラットニング」という加工方法に出合うことで生まれたものだという。昔から使われているパイプ加工の技術が、造形的にも構造的にもよく考えられた無駄のないデザインと結びつき、美しい佇まいを生んでいる。
安定感と美しさをもったデザインだと感心させられる。とくに、座面のフレームと脚を兼ねるパイプが、70度くらいの角度で曲がり、スツールの後脚を構成している様は、真横から見るとバランスのとれたなんとも美しい造形美だ。