「香典」と「お供え物」って違うの?法事で必要な香典のマナー、金額の相場までご紹介
■お供え物が必要なタイミング
お供え物を贈るタイミングとしては、「お通夜」「告別式」「四十九日」「一回忌法要」などが挙げられます。一方で、お通夜や告別式で香典を贈る場合、無理してお供え物まで用意する必要はありません。なぜなら、香典にはお供え物と同じ意味があるからです。地域によっては、お供え物を持ち寄り分け合う風習がありますので、念のため注意しておきましょう。この場合は、葬儀に出席する際にお供え物が必要になります。
近年では、ものを渡すのではなく「御供物料(おくもつりょう)」として現金10,000円程度を包むことが多いです。供物を用意する必要があるかどうかは、葬儀出席前にしっかりと確認しておきましょう。【お供え物の表書きと水引】お供え物を持参する際は、のし紙で包装しましょう。
そして、表書き上段には「御供物料(おくもつりょう)」と書きます。宗派によっては、ここでも表記が異なります。浄土真宗では、どのような場合であっても名目は「御仏前」です。神式の表書きでは「御供(ごくう)」「偲び草(しのびぐさ)」、キリスト教式では「御供物」「御供」となります。表書きの下段には、贈り主の名前を記します。そして、水引は5本の結び切りのものを使用します。