意外と知らない魚卵の豆知識!たらこと明太子の違いは?
たとえばすじこといくらは、どちらもサケやマスの卵ですが、すじこは卵巣に入ったままの状態、いくらは卵巣から中身を一粒ずつに分けたものを指します。一般的にはさらにしょうゆなどで漬け込んだものを指すことも多いようです。ちなみにいくらの語源はロシア語の「イクラー」でサケの卵を意味するといわれています。
他にも、お寿司などに乗っているとびっことかずのこ。どちらも小さな卵がいっぱい乗っていますが、とびっこはなんとトビウオの卵、かずのこはニシンの卵を塩漬けしたもので、魚そのものが違っていたんですね。
スーパーで売っている魚卵は、見ただけではなんの卵か、どう調理されているのかはわからないので、なんとなく違う商品なんだなというだけで、詳しい違いを知る機会がなかった人も少なくないと思います。
これからは、調理法や親となる魚の違いを理解した上で、魚卵コーナーを見てみると、ちょっと違った気分で買い物ができるかもしれませんね。(文・姉崎マリオ)