毎日のコミュニケーションで子どもの才能を開花! ママ向けのコーチング本2選
『おかあさまのためのコーチング』(あべまさい 著)
この本も具体例が豊富で読みやすい一冊です。筆者曰く、コーチングを一言で言うと、「相手の自発的な行動を促すコミュニケーションのスキル」であり、その特徴は「指示・命令型から質問・提案型へ」ということだそう。例えば、子どもの話を聞くことは、「最初から最後まで聞く、そして相手の言わんとしていることをその通りに理解しようとする、そして、それだけで完了する」こと。つまり、自分の考えや価値、判断はいったん脇に置いて、耳を開くことが「聞く」ことだと言います。この本には、子どもの気持ちを受け止めるためのスキルや、子どもに働きかけるためのスキルなどが、さまざまなエピソードとともにわかりやすく紹介されていて、気軽に読み進めることができます。
この本の中で特に印象に残ったのは、「こちらが出し惜しみをしたり、比較したり、ほめる理由にこだわったりしなければ、今この瞬間に金メダルはざくざくあって、じゃらじゃらあって、いつでもそれを首にかけてやれる」という言葉。子どもの首にたくさんメダルをかけてあげられる親でありたいなと思いました。
コーチングと聞くと難しそうですが、親が「子どもをサポートし、才能を開花させるコーチ」