『音楽力を伸ばす「譜読み」の基本 ~楽譜攻略13のステップ~』 9月28日発売!
楽譜は、音楽の台本であり地図、設計図だ。
自分が演奏しようとしている曲は、どこから始まり、どれぐらいの長さで、何が起こって、どこで終わるのか?今、音楽のなかで自分はどこにいるのかが、紙に記されており、ひと目でわかる。
台本がなくても話の流れはわかるが、途中から読んだり推敲したりすることができない。地図がなくても街は歩けるが、迷子になったとき永遠に堂々巡りになるかもしれない。設計図なしに手探りでもプラモデルはできあがるが、できあがるまで大きさも形の予測が難しい。つまり楽譜(設計図)があれば、音楽を効率良く作れるということだ。
(「はじめに」より)
■著者について
山本 美芽(やまもと・みめ)
音楽ライター/ピアノ教本研究家。東京学芸大学大学院修了。
ピアノ教育とジャズ・フュージョンを軸に執筆、音楽誌「ムジカノーヴァ」「ジャズジャパン」などに寄稿。ピアノ教本研究家として全国で講演を行う。ピアノ講師としても指導に携わる。facebookで「山本美芽ライティング研究会」を主宰、多くのピアノ講師とともに次世代のピアノレッスンのあり方を追求、発信している。著書『ピアノ教本ガイドブック』(音楽之友社)