スイスを代表する劇作家 フリードリヒ・デュレンマット オフィスコットーネプロデュース『加担者』上演決定 カンフェティでチケット発売
の続編と言える作品です。
冷戦時代の核開発における科学者の責任を描いた『物理学者たち』のテーマをさらに1歩踏み込んで書かれた戯曲――。
グローバル化・複雑化していく現代においては、「科学者のモラルの欠如」のみならず、私たちすべての人間が無意識のうちに加担しているということを描いています。
2021年2月にジャン=ポール・サルトル作『墓場なき死者』、5月にカレル・チャペック作『母MATKA』を演出し、好評を得た稲葉賀恵がこの作品に挑みます!
<STORY>
大学で生物学の研究をしていたドクは、高額報酬を提示され民間企業に移籍する。
しばらくは豪勢な生活を謳歌していたが、経済危機により失業。とりあえずタクシー運転手で身をたてていたが、
マフィアのボスに拾われ、元生物学者のドクのアイディアでマフィアが暗殺した死体を地下室で溶解するビジネスを始める。
そんなある日、ドクはバーで偶然アンという女性と出会い愛し合うようになる。そこにかつての息子も訪れ、事態は思わぬ方向へ動いていく・・・。
元生物学者ドク、彼を取り巻くすべての登場人物が複雑に絡み合い、時間軸が前後しながらスリリングに展開していく。