2022年2月15日 00:00
熊本県菊池市の地域活性化に向けて#2【福田政隆】挫折・葛藤を乗り越え起業へ
また、社会経済政策に成功していると世界中から今注目されている北欧での経済財政の運営モデルについては、とても興味をもちました。財政難については、高齢化に並んで地方の共通の課題となっていて、地方での財政効率化は、持続可能なまちづくりを実現していく上で欠かせない視点となっているからです。
公務員を辞めて起業
大学を卒業したあと、大学院でもまちづくりについての研究を続けている中、公務員として航空自衛官を定年までずっと続けていくことに大きな迷いを感じ始めました。
10年後、20年後の自分の役職も仕事内容も、給与まである程度予想できてしまう人生が、私には物足りなく感じてしまったのです。
「このまま、先が予測できる安定した人生よりも、もっと新しいことに挑戦してみたい」と思うようになっていたのです。
大きな挫折や葛藤を乗り越えて、ふたたび自分自身や未来への「可能性」を信じ、チャレンジすることに踏み出そうとしていました。
そしてたまたま、知り合いが縫製業で起業するための準備をしている時に私もお手伝いをすることがあり、それがご縁で10年間務めた航空自衛官を辞め、小さな縫製会社の経営をスタートさせたのです。