2022年10月3日 12:00
デザインの力で社会経済の活性化に挑む「会社をデザインする会社」。インク(inc)=「会社」をデザインする、をコンセプトに、企業のコーポレートツール制作を主業務としている「インクデザイン株式会社」の情報を紹介します。
「何と言っても『わかりやすさ』です。膨大な情報があふれている現代は、わかりやすく、直感的に頭に入るモノのほうが受けて入れてもらいやすくなるからです。では、その『わかりやすさ』をどのように表現するか。ポイントは過度なデザインを排除することです。現代の人々は、多様で質の高いビジュアルに日々触れているだけに目が肥えており、デザイン性を押し出し過ぎると『誘導されている』『バイアスがかかっているのでは』と受け止めてしまう可能性もあります。そのため、シンプルでわかりやすい、筋の通った『質実剛健』なデザインを目指しています」
この考え方は、読み手に対してだけでなく、インクデザインの信頼を向上させる意味でも重要だと鈴木さんは話します。
「15名の社員のうち、一部の人が突出した能力を持っていて、そのほかはアシスタント、ではなく、全員が同等の力量を備え、平滑化されている状態が理想です。そのためには皆が同等のクオリティのアウトプットができなければなりません。
その点で質実剛健、シンプルなコンセプトのデザインは実現可能性が高いのです。80点レベルを全方位に安定して提供し続ける。これは弊社の経営戦略です。野球に例えるなら、安定して高い出塁率を維持している2番バッターというところでしょうか」