翻弄された伝説の舞姫・崔承喜が舞台に蘇る 鄭義信書き下ろし『母 My Mother』上演決定 カンフェティでチケット発売
「半島の舞姫」と称され、川端康成をはじめ多くの文化人に愛され、その美貌と情熱的な創作朝鮮舞踊で、瞬く間にスターとなり、3年に及ぶアメリカやヨーロッパ、中南米での海外公演でも大成功をおさめ、ピカソやジャン・コクトーからも大絶賛。「世界の舞姫Sai Shoki」と、一躍大スターとなりました。
しかし、日本が太平洋戦争に突入。戦火を避けるため韓国へ戻るも、日本の慰問活動を行っていたことなどから“非国民”と罵倒され、戦後は北朝鮮に移り住みます。
平壌で舞踊研究所を設立し、北朝鮮を代表する舞踊家として活躍していた最中、1967年、夫の安漠、娘の安聖姫とともに、突然、消息不明となります。その最期を知る者は誰もおらず、2003年に名誉回復されるまで、韓国でも北朝鮮でも崔承喜について語ることは許されませんでした。
闇に消された崔承喜とその一家。
今なお、世界中の研究家たちが彼女に魅了され、その真実を追い求め続けています。
みょんふぁ(洪明花)プロフィール
女優 / 通訳・翻訳家(日英韓)/司会/ナレーター/プロデューサー
幼少期より大阪の韓国舞踊団”グループ黎明”に所属。