小金井出身の能楽師が贈る 『第三回 こがねい春の能』上演決定 カンフェティでチケット発売
を披く。こがねい春の能のほかに緑龍会、三人の会を主催。舞台に立つ傍ら、小中学校を始めとして各地で能楽普及のレクチャーを行う。
能楽師 川口晃平コメント
武蔵小金井は歌川広重の「富士三十六景」にも玉川上水の桜が描かれるなど、江戸の昔より景勝の地でした。また、小金井の名の通り、多摩川段丘のはけの下より湧く豊富な地下水は、遠く縄文時代より人々の暮らしを潤してきました。
私はこの小金井に生まれ育ち、時代が流れても変わらないものがあることを教わり、その何かに惹かれるような人間になった気がいたします。そして私が大学時代に出会い一生の仕事と決めた能は、正に古代から未来まで変わらぬ人の心、自然や神々の世界を題材にして、遥かな年月受け継がれてきた伝統芸能です。
水清く花咲く小金井の春ごとに、能を一番ずつ大切に演じていければと「こがねい春の能」を立ち上げました。
当日は現代の能楽を代表する共演者の方々にお力添えをいただき、舞台を勤めさせていただきます。
また、今回はアーティストの阿部朱華羅さんに、当日の舞台背景の美術をお願いいたしました。
演能に先立ちまして、初心者の方にも分かりやすく楽しんでいただけますよう、解説をいたします。