シェイクスピア「ヘンリー6世」3部作を元に、鍛え抜かれた俳優たちがスピード感たっぷりに駆け抜ける、残虐時代劇を合同会社MPSが上演!
を演劇に置き換え、私は「ヘンリー6世」を通して、俳優ではない会社経営者やメンタルコーチ、心理カウンセラーが作品内部にある「観念=テーマ」を思考し、身体表現することで作品と外部世界=社会との間につながりをもたらすことができないだろうかと考えました。21世紀は、単に鑑賞するためではなく、その作品を通じて、自分の人生を振り返り、表現することで自分自身とつながる機会を創出することがアートのあるべき姿、そう考えたのです。 誰でもが表現し、作り出す世界。
今回、会社経営者、メンタルコーチ、心理カウンセラーなど俳優ではない市井の人々をキャスティングし、社会や人生におけるご自身の経験や哲学を「ヘンリー6世」を通して表現していただこうと考えました。
それによって作品と外部世界をつなげ、そこから生まれる人生の深さ、豊かさを表現してみたいと思います。
権力を持ったがために苦悩し、穏やかな争いのない世界を求めるヘンリー6世は、会社を日々、維持運営し、家族との生活や従業員の方々に心を砕く会社経営者すぐるさんにお願いしました。
王位を狙うヨーク公には、様々なことに興味を持ち、今も挑戦を続けるメンタルコーチ丈さんにお願いしました。